2018年6月のブログ記事
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✩ 夏の鳶は 突っ込む先も 青い空だ もし白雲でも 浮かんでいたら 翼をひっかけ 空中分解するだろう ✩
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✩ 鯨は 生きている幸いを 背中から噴きながら ゆったりと 沖を行く 鯨は図体だけでなく 心も大きい ✩
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✩ やませ来て 薄情者を 棄てて去る 神あることの これもしるしと ✩
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✩ はえ[南風]が来て 吾が両肩を 押さへれば 帰るほかなし 南の家へ ✩
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✩ ここに来て 励まし受ける 吾が身とは 露も知らずに ふらり立ち寄る ✩
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✩ 夏はすでに 来てゐるけれど されどなほ 涼を届ける 夏に期待し ✩
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✩ 望郷の 女荒野に 辿り着き 面を上げれば 幻の家 ✩