長きにわたり探してきた道は、天から降りてくる梯子を一歩一歩上っていくことだった。
鵙の声
◇ 明け方を 鵙に起こさる 意地悪か ◇
野生の林檎
◇ 張り詰めて 野生の林檎 人を待つ ◇
葡萄
◇ ひと房に 瞳集めて 見る葡萄 ◇