korekarayukumitiのブログ

長きにわたり探してきた道は、天から降りてくる梯子を
一歩一歩上っていくことだった。

2015年6月のブログ記事

  • 希望の灯り

    Moonlight Sonata    ☆ 水泡に灯り届いて鳴く蛙 一体どこから届く灯りなのかと 辿ってみると 道端に立つ 外灯からのものではなかった 外灯の近くに落ちている 空き缶の蓋に 微妙な角度で反射した 灯りなのだった こうなると 何かの腹いせに 空き缶を蹴ったりすると罪だね その空き缶が... 続きをみる

    nice! 1
  • 炎昼の町

    炎昼の町 炎昼の町に列車を降りる しっかりした目的のある旅ではないから 宿の予約などしていない 列車に乗るときには この町に降りるとも考えていなかった そもそも気晴らしのための旅であるから 綿密に計画を立てたりしていると 気晴らしにもならないというわけだった 降り立った小さな町が 身を寄せる木陰も... 続きをみる

    nice! 2